みなさん、こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
以前、当ブログで「底辺職」・「底辺な仕事」についての記事を書かせて頂きました。
「底辺の仕事」については、チラホラとメディアが取り上げているのを見かけます。
某就職情報サイトが「底辺の仕事ランキング」と題した記事を公開したことにより、多くの批判が殺到しています。

底辺職と言われた人は、複雑な気持ちでしょう。

当運営会社に広告提携していた会社が、契約解除を申し出たそうよ。
テレビの情報番組やワイドショーでも取り上げられ、各々が持論を述べています。
・「あの人たちがいなければ、社会が成り立たない」
・「職業差別を助長する」
・「ランキングの問題よりも賃金をどう上げるかが問題」等と見解を展開しています。
報道の在り方にも批判が集まっております。
ある放送局が底辺職と指摘された職業の方々に、突撃取材をして感想を聞いていた映像に、視聴者の苦情が寄せらました。
・「働いている人をバカにしている」
・「相手が嫌な思いをするだけ」と苦言を呈する声が聞かれました。

底辺な仕事と言われてどう思いますか?なんてよく聞けるわね。

僕が言われたら、愛想笑いするしかないです。
今回の記事は、「底辺の仕事ランキング」の中の仕事を数多く経験した筆者の思いを書いてみました。
この記事を読んで頂くことで、こういった職業差別に屈しない心を持てる様になると思いますので、最後までお付き合いください。


罪深き【底辺の仕事ランキング】。

炎上した「底辺の仕事ランキング」で紹介された職業がこちら↓
- 土木・建設作業員
- 警備スタッフ
- 工場作業員
- 倉庫作業員
- コンビニ店員
- 清掃スタッフ
- トラック運転手
- ゴミ収集スタッフ
- 飲食店スタッフ
- 介護士
- 保育士
- コールセンタースタッフ

私達の生活に欠かせない職業ばかりね。

いわゆるエッセンシャルワーカー(必要不可欠な労働者の意)と呼ばれているお仕事たちです。
これらの職業が何故底辺なのかについては、以下の様な理由が挙げられています。
「肉体労働」
「単純作業」
「低年収」
「結婚しにくい」。
しかし、上記の理由に当てはまらない職業も多く散見されます。

新卒向け就活情報サイトが、若者達に職業差別を植え付けちゃってるのね。

就活情報サイトは、罪深いことをしました。
新卒就活サイトが価値観の多様性を無視するような発信は、前時代的でもあり残念です。
職業差別はなくならない?
人はどうしても自分が有利になりたい、優位性を保ちたいという心理が働きます。

現代風でいうと、マウントを取るっていうことでしょうか。
差別をゼロにするのは難しいことです。
ただ、社会全体で差別を失くすことを諦めて、差別を認めてはなりません。
ゼロにするのは難しくとも、社会的には極力減らしていく努力は必要です。
昔に比べ、職業差別は良くないとの考えは深まってきたと感じます。
婚活サイトでも、結婚したくない職業ランキングがありますが、こういったものも今後見直されるのではないでしょうか。

ポジティブなランキングならば、まだいいんだけれど…。

これからは不快な気持ちにさせるランキングは淘汰されると思われます。

一時期流行ってた「抱かれたくない芸能人ランキング」なんてのも愚の骨頂よね。
職業差別を気に留めない術。

自尊心の向上
差別する感情を抑え込むということは、容易ではありません。
その対応としては、差別されても動じない様に自尊心を高めることが有効です。
自尊心とは、自分自身を誇らしく思うことで、自身への高い評価を意味します。
「プライド」や「自己肯定感」とは厳密な定義では違いますが、ほぼ意味は同じといって差し支えないでしょう。
自尊心の高い方は、自分に自信があり、現状をそのまま受け止めています。

職場での不平不満はあまり言わず、他者へも寛容だったりします。

上司からも信頼され、同僚・後輩からも好かれ易く人間関係が良好です。
逆に、自尊心が低い人は、自分には何の価値もない上に、人間として大きく欠落していると考えてしまいます。
自尊心の高め方。

- 他者との比較をしない…他人がどうとではなく、自分がどうするかが大事です。
- 自分自身を受け入れる…短所を見ず、長所に注目します。
- 自分が快適と思える時間を増やす…例えば、趣味を持つ事で大きく自信が持てたりします。
- プラス思考への変換…仕事上のミスも「このミスを糧に次頑張ろう」、「良い経験ができた」とプラスに捉えます。
- 全員から良く思われようとしない…周囲に合わせすぎず、自然体の自分でいるようにします。
- 達成可能な目標設定をする…小さいながらも達成感を得て自尊心を高めます。

自分を第三者の目で見たり、俯瞰で見ることが大切です。

自分で自分を褒めることもいいわよね。「今日も頑張れて、いい一日だったぁ」って。
自尊心は他者が作り出すものではありません。
自らが作り出して保っていくものです。
他者の勝手な評価で自身の自尊心を傷つけられるのはバカバカしいです。
他者の評価は、自尊心を高めることができる時だけに利用すれば良いでしょう。

大きな目標を立てることは大切ですが、挫折した時に自尊心を失くします。

小さな目標をコツコツとクリアすることが、自尊心の向上の近道ね。
※何事も「~すぎる」というのは問題です。
自尊心が高すぎるというのも注意が必要ですので、バランスを考えましょう。
まとめ。
- 「底辺の仕事ランキング」に批判殺到。関係会社も契約解除へ。
- 底辺職という理由には誤った情報がある。
- 職業差別をゼロにするのは難しい。
- 自尊心を高くすることで差別が気にならない。
- 自尊心の向上で、自信を持った前向きな生き方ができる。
日本介護福祉士会が公式サイトで掲載した会社に対し、非難する声明を出したとのニュースが発信されました。
日本介護福祉士会は掲載社に対して、記事を作った意図と決定となったプロセスの明示を求めている様です。
今後も他の業種から、このような声明が追随されるのではないかと推察されます。
掲載社には、底辺と指摘した職業で一所懸命に働いている方たち全員へ、誠意ある対応をして頂くことを期待しています。
最後までお付き合い下さり有難うございました。

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