みなさん、こんにちは。ご訪問頂きありがとうございます。
みなさま、日々のお仕事お疲れさまです。
こういうご時世ですので、毎日の仕事があるだけ有り難いと思う反面、
どうしても今の仕事を辞めたい、違う仕事があるはずだと思ってる方は大勢いると思われます。
人は何が不満で仕事を辞めるのか?
大きな原因は人間関係か待遇面ではないでしょうか?

退職理由のトップ2じゃないかしら?

転職が多い僕も、ほとんどがこの2つが理由で退職しました。
待遇面では、勤務時間もしくは給与面についての不満が大半かと考えます。
今回の記事は、筆者の経験をもとに勤務時間・拘束時間の長い職場について書いてみました。
仕事を辞めたい方・転職を考えている方にとって、転職する際の参考にして頂けると思います。
ぜひ最後までお付き合いください。


デパ地下食品売り場。
どうしてデパートの食品売り場が、地下(B1階)にあるのかご存知でしょうか?
以下のメリットがある為に地下に食品売り場があります↓
- 水回りやガス等の設備費用が安くできる。
- 匂いや水漏れも地下なら安心。
- お客が人気の食品売り場から上階へと導ける。いわゆる「噴水効果」に期待。
- 地下鉄直結の利点。
実際に働いていた筆者ですが、考えた事も無かったことです。
近年、百貨店の業績は芳しくないと聞きます。
しかし地下食品売り場だけは、いつも活況に溢れています。

デパ地下って楽しくてテンション上がるもん。

僕が働いていた惣菜店は、超人気でとても忙しかったです。
正直、デパ地下食品売り場の仕事は体力的にかなりきつい所が多いです。
ずっと立ち仕事ですし、力仕事もたくさんしなければいけません。
接客販売がメインなので精神的にも辛いものがあります。
そして拘束時間がかなり長い傾向にあります。
しかしヤリガイがあり、刺激的な職場でもあるのが、デパ地下の仕事です。
デパ地下惣菜店の仕事内容。
筆者の働いていた惣菜店舗は、一日に100万円前後を売り上げてた店でした。
そこのデパ地下の中でも、トップクラスの売上を誇っていました。
筆者は正社員として入社し、店長の補佐的役割でした。
- 朝7時半頃から開店準備。商品の盛り付けや揚げ物調理。
- 10時開店。昼前までは閑散期ですので、事務処理、雑務を行う。
- 昼前からはお客様が殺到。販売接客に集中。
- 13時半頃から1時間の昼休憩。
- 夕方前までは発注やシフト管理、デパート側の管理課や自社への報告、対応。
- 夕方から閉店20時まで販売接客。
- 21時半頃まで閉店作業。片づけ、清掃、売上管理・売上報告。

正社員の仕事内容は、大体こんな感じです。

アルバイトやパートの方は、販売接客が中心で開店閉店時に清掃等を手伝います。
デパ地下のヤリガイ・メリット。
正社員ですと、売上管理・シフト管理・発注と多岐に業務を行います。
アルバイトの面接、採用・新人受け入れ作業もこの職場で初めて体験しました。
自分みたいな者が、面接官でいいのかなと不思議な気持ちになったのを覚えています。
デパ地下は客層も良く、一緒に働くスタッフも品がいい人が多かった様に感じます。
人気のお惣菜も「味見」という名目で食べ放題でした。

売れ残った食品は、持ち帰ってもOKでした。

今はダメなところも多いでしょけどね。
アルバイト、正社員ともに、とても仲が良いスタッフでした。
仕事が終わった後は、よく飲みに行ったりもしてました。

立地も中心街にあるから、遊びには困らないわね!

デパートを一歩出れば繁華街ですから。
ヤリガイと忙しさは比例する?
デパ地下は、ヤリガイもあり、楽しくもある職場だったのですが、
とにかく、非常に忙しかったです。
人気の惣菜店ですので、繁忙時間は戦場です。
販売方法は量り売りで販売する方式でした。
昼時や夕時は、お客が列をなして待っている状態です。
正社員はそういった販売接客をしながら、店舗管理の雑務をこなさないといけません。
他にも、デパート側の対応と自分の会社の対応と二つの事をしなければなりません。
二つの会社に属している感覚です。

それ故に人間関係がとても広がりつつ、複雑化します。

デパート側と所属してる会社側との人間関係ね。
職場のスタッフ・百貨店スタッフ・自社の社員達、
そして地下食品売り場の他店のスタッフとも仲が良かったので、交友関係は華やかでした。

今ではすっかり独りが好きな僕には、信じられない数の交友関係でした。
当時は、家に帰って寝るだけという暮らしぶりになっていきました。
長すぎる拘束時間。

拘束時間とは、所定労働時間+残業時間の実労働時間と休憩時間を合わせた時間を言います。
実は休憩時間も会社の監督下にあり、自由を拘束されている時間なんですね。
上述した通り、この会社の拘束時間は7時半から21時半ですので、14時間拘束でした。
さらに、持ち帰り残業もありました。
持ち帰り残業とは、勤務終業後に仕事を家に持ち帰ることです。
自社へ提出するレポート類は、帰ってから家で行っていました。

持ち帰り残業は、会社や上司の指示なの?

半強制的という所でしょうか。社員はほぼ全員行っていたのでせざるを得ない状況です。
仕事はヤリガイが満載で楽しくもあります。
そして交友関係も幅広く刺激的な職場でした。
しかし自分の時間は一切ありません。
趣味なんてのも持てようがありませんでした。
仕事だけ、会社だけの生活です。
月の残業時間30時間以上は残業手当なし。

この会社では、1ヶ月の残業時間の上限が定められていました。
1か月の残業は、30時間以内に収めるようにと指示があります。
30時間を超えての残業については、残業代を支払いませんということになっていました。
しかし、仕事の拘束時間は14時間あったのです。
休憩時時間が2時間でしたので、実労働は12時間となります。
1日の残業時間は4時間は必然となってしまいます。
1ヶ月22日出勤で計算すると、月間88時間は残業している計算になります。
月に30時間までしか残業手当はつかないので、58時間は無償です。
いわゆるサービス残業ということでした。

上司にこのサービス残業に関して、疑問を呈した事があります。

おかしいものね。働いているのに、給与に反映されないなんて。

会社の回答は、開店前や閉店後の作業は仕事ではないという見解でした。

開店後、販売して初めて会社に利益をもたらす事になるので、そこからは仕事とみなすよって事だそうです。

朝の開店準備や閉店後の後片付け、清掃は仕事と認めないという事です。
この様な実態を知り、同期の仲間は続々と退職していきます。
筆者も到底納得できず退職の方向へと進んでいくのでありました。
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退職理由。
仕事は大変でしたけど、その分の面白さもあり魅力的な職場でした。
しかし、拘束時間とサービス残業の多さで心身ともに疲弊し、我慢も限界に近づいていました。
社風としても、休日なく連続出勤してる事が美徳としている風潮があります。
そしてそれを自慢し合うという雰囲気がありました。

「この1ヶ月休んでない」とか自慢する人っているよね。

「帰るのは夜11時頃だぜ」とかいますね。
筆者の直属の上司は、店長とエリアマネージャーを兼ねていたので、
ほとんど休日なく、毎日出勤していました。
部下は上司に自分の将来像を見るものです。
未来の自分は、あの店長の様な会社人間になるんだなって思うと、
これは続けられないと感じていました。

この頃の筆者は睡眠時間も取れてなく、とても疲れていました。

終わりが近づいてきたわね。
退職の申し出。
筆者はこの状況を周りの人にも相談しました。
ほぼ全員が「辞めた方がいい」との意見です。
そしてついに、上司である店長に退職の意向を伝えました。
伝えた当初は、上司にかなり引き留められました。

君、勿体無いよ。このままいれば必ず幹部にもなれるし、もっと上を目指せるよ。

そんなんじゃないんです。とにかくここから脱出したいんです。

すみません。どうしても次にやりたい事ができまして。
拘束時間の長い会社にはいられません。
自分は仕事人間にはなれません。
限りある短い人生です。
与えられた仕事をこなしていくのではなく、自分の好きな事、やりたい事に時間を使いたい気持ちが強いんです。
※仕事が好きで人生を邁進してる方はとても素敵です。その方達を否定するものではございません。

まとめ。
- 拘束時間の長い職場は続き難い。
- デパ地下は華やかであり、戦場でもある。
- ヤリガイをとるか自分時間をとるか。
- サービス残業は絶対NO。
最後までお読みいただき有難うございました。
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