みなさん、こんにちは。ご訪問頂きありがとうございます。
長年、同じ会社で働き続けるってホントに難しいですね。
かなりの忍耐力が必要ではないでしょうか?
残念ながら筆者は「この仕事を一生続けよう。ここで骨を埋めよう。」と感じた会社には出会えませんでした。

今の会社も「辞めたいな」と思いながら、毎日出勤しています。

また転職歴が増えるわね。
転職を考えた時、派遣社員を検討したことはないですか?
転職回数が多い人は、派遣社員の経験もあるのではないでしょうか?
筆者も派遣会社に登録して、派遣先企業で勤務した経験があります。
派遣社員は、自分のライフスタイルに合った労働日数、勤務時間の仕事を探せます。

派遣社員は正社員と比べ、自由度が高いことがメリットの一つです。

そのかわり、給与面や安定性は正社員より劣るよね。
今回の記事は、筆者が派遣社員として働いた実体験を書いてみました。
結論を先に言うと、筆者にとっては辛い勤務経験でした。
退職や転職を考えてる人にとって、他者の転職経験談・勤務体験は参考の一助になるかと思います。
どうぞ最後までお付き合い下さい。


初めての派遣社員【外資系電機メーカーでの勤務】。
派遣先企業の概要。
派遣先の会社は、外国の有名企業で日本に進出した日本法人の会社です。
筆者が働いていた当時は、テレビやオーディオ事業が主力でした。
しかし現在は、その様な事業からは撤退しています。
最近では、家電よりも医療機器に重点を置いて活動しています。

ブラウン管からプラズマテレビ・液晶テレビの転換時期に入社したのね。

当時は他社でも、テレビの製造工場の求人が大量にありました。
その企業の工場・事業所は全国にあり、資本金も何十億、従業員数2千人以上の巨大企業です。
そこで直雇用された正社員は,選ばれた人材ということになります。
派遣社員の待遇。
当時の派遣社員の待遇としては、ごく一般的なものでした。
時給は950円・週休2日制で8時間勤務・交通費1日500円迄・社会保険完備。
勤務体制は24時間3交代制です。
9時~18時と16時~23時と23時~9時の勤務を、週変わりで交代します。
三交代勤務は、考えていたよりもとてもハードでした。
生活リズムがなかなか掴めず、ライフスタイルが安定しません。

色んな時間帯で働いたことがある僕も、三交代はおススメしません。

「朝勤務・昼勤務・夜勤務」の各勤務では、微妙に仕事の流れが違います。
三交代制勤務は、仕事内容をたくさん覚えなければなりません。
勤務時間や休日もバラバラなので、家族や知人と会う事もめっきり少なくなります。

日勤専従、夜勤専従の勤務体系のほうが、ライフスタイルが安定しやすそうね。

最近は三交代の職場は、少なくなりました。
派遣社員の仕事内容。
仕事内容は、テレビディスプレイのガラス板を検査・不良品を除去するというのが主な仕事になります。
スチールラック(移動棚)に並べられたガラス板を、特殊な機器で検査するというものです。
不良品があると機器が「ピッ!」と音を出すます。
その音がしたら、不良品を取り除くといった作業です。

ガラス板の静電気の有無を調べるといった検査でした。

なんだかよく分かんない仕事ね。

実際にやってた僕も、よく分かりません。
製造現場は精密機器を扱う為に、かなり厳格なルールがあります。
作業服は、分厚くてとても不快なものでした。

職場内では、携帯電話は勿論のこと、一切持ち込みは厳禁です。
指導教育係が派遣先企業の正社員。
新人さんの指導係は、電機メーカー正社員のAさんでした。
見るからに筆者より年下でしたが、それは仕方ありません。
中高年の転職者は、年下上司はほぼ当たり前と思った方が良いでしょう。
ただ残念なことに、この指導係A氏は最初から派遣社員への見下し感がアリアリでした。

仕事を教える事が、とても面倒くさそうでした。
筆者は最初から感じの悪さに、気づいていたものの、教えてもらう立場なのでコミュニケーションを取ろうとしていました。
しかしながら、話しかけてもほとんど返答はありません。
Aさんとの明らかな壁を感じます。

当初から仕事の質問をしにくい職場環境でした。

新人さんには厳しい職場環境ね。
大体この時点で、堪え性のない筆者は、退職への道を探り始めます。
自身とミスマッチの仕事、不遜な上司の元で嫌な時間を過ごすよりも、新たな仕事先を探すほうが良いというのが筆者の根底にあります。
新人派遣社員の憂い。
新人派遣社員の指導。
新人の派遣社員の指導係は、同じ派遣会社スタッフがしたほうが自然だと考えます。
派遣先企業の社員が指導係だと、どうしても今回のような軋轢を生みやすいです。
現場にリーダー的存在の派遣社員がいて、派遣スタッフを統括するような形が理想です。

違う会社同士での「指導係・新人」の関係は、無理があります。

いずれにしても、新人さんには優しくしてあげたいよね。
新人派遣社員の仕事へのモチベーション。
基本的には派遣社員の仕事は単純作業が多いです。
重要な仕事は、任せられない傾向にもあります。
気楽な仕事を求めて、入社してくる人が多いのも事実です。

派遣社員は、責任ある仕事や人間関係が苦手な人にとっては、働き易いかもしれません。
しかし、あまりにも仕事へのやる気を削がれたりするのは、派遣社員しても不本意です。
その様なことは派遣先企業の生産性も低下し、損害を与えることとなります。
派遣社員と派遣先企業ともに、マイナスで不幸な契約となるのです。

この派遣先企業では、一度も名前を呼ばれる事はなかったです。

「ハケンさん」と呼ばれていました。

……。
新人さんは、自分の名前を言われると緊張感もほぐれ、とても安心します。
雰囲気の良い職場例として↓
●新人さん「○○さん、これはこうで良いですか?」、
●指導係「○○さん、これはこういうやり方をしましょう。」
このような少しの心遣いが、職場環境を良くしていくのです。

【転職失敗】をまた一つ重ねる結果に。
退職を決意した出来事。
派遣先企業で働きだして数カ月、出勤する度に辞めたいと思いながら仕事へ向かいます。

ある日、私が取り除くべき不良品をスルーしてしまうミスを犯しました。
そしてその事を、A氏に詰問されたのをきっかけに退職へと舵をとります。
不良品を感知する機器は「ピッ」という音を出します。
以下が、その時のA氏とのやりとり↓
筆者:(アレ?今、音が鳴ったかな?)と躊躇してる間に、不良品は流れていきます。
指導係A氏:「今、鳴りましたよね?」
筆者:「えっ?…と。すみません。鳴ったかどうかが…よくわからなかったもので。」
指導係A氏:「何でスルーするんですか?今、鳴ったじゃないですか!」
指導係A氏:「鳴ったのが分かってて、スルーしたじゃないですか!」
筆者:「いえ…。そういうつもりでは…なく…て。」
そして、A氏はジーッと筆者を睨みつけます。(長い沈黙の間)。
筆者:「…すみません。見逃しました…。」
呆れた感じで無言で去っていくA氏。

この時のやり取りは、今でもはっきりと覚えています。

トラウマね…。

退職意向を伝える。
この日の勤務終了後に、派遣会社の事務所に出向き、退職の意向を伝えます。
筆者は、指導係A氏の派遣社員への扱いや、
仕事の質問さえも出来にくい職場環境の事を、洗いざらい伝えました。
派遣会社の担当者は「また、A氏か。」とため息をつき、
今までA氏のために、何人も辞めてる事実を告げてきました。
「さすがにもう、派遣先企業さんにA氏のことを注意してもらうようにお願いします。」と言われました。

もっと早く対策しててよ。

仕事を貰ってる企業に、クレームは出来ないよね。
一旦は退職を引き留められましたが、職場環境も仕事内容も辟易としていたので、そのまま退職という方向になりました。
まとめ。
- 三交代制の職場はハードで生活リズムが掴み難い。
- 中高年世代の転職は教育係が年下であるのは覚悟するべき。
- 新人教育係が派遣先企業スタッフなのかを面接で確認した方が良い。
- 派遣先企業が嫌な職場ならば、早期退職も視野に入れる。
これまで筆者は、合わないと感じた職場は早めに退職してきました。
「もっと我慢しろよ。耐える事も大事。」と批判もあると思われます。
でも筆者は我慢して耐えることを、良いことと思えないのです。
嫌なことは、辞めればいい、辛い事なら逃げればいいと考えてます。
「若い時の苦労は買ってでもせよ。」なんていう言葉があります。
しかし筆者の経験上、そんなのは嫌な想い出が残るだけだと言えます。
苦労なんてしないほうがいいと思ってます。
みんな、苦労しない様に生きていこうと模索しているはずです。
短い人生の大半を、嫌な仕事に費やしたくはないのです。
最後までお読みいただき有難うございました。

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